柴田典子さん
●札幌市在住 58歳
●居住歴7年
●出身地 兵庫県神戸市
※令和3年6月取材
気候も人も優しい札幌で
これからも趣味のゴルフを楽しみたい。
趣味のゴルフ年間100回超え!ゴルフ好きの方なら、なんとも羨ましい話だと思いますが、それもこれまで一生懸命に仕事をしてきた人生の大きなご褒美といえるのかもしれません。関西ご出身で札幌にお仕事で異動され、退職後もそのまま札幌で暮らすことを決心された柴田典子さん(以下、敬称略)に、移住の経緯とこれからについてお聞きしました。
冬は暖かく、夏は過ごしやすい!
———関西ご出身ですが、札幌にお住まいになった経緯をお聞かせください。
柴田 関西の大手百貨店で長年勤務し、約10年前に本社組織の催事担当となり、2014年に札幌店への異動となりました。それまでもゴルフ旅行などで札幌には何度も来ていましたが、実際に冬は体験していないながらも札幌の印象は、「冬は寒いし、雪で大変そう」というものでした。でも、実際に札幌に暮らすようになって、そのような思い込みは簡単に覆されました。2月中旬に引っ越してきたのですが、確かに雪は多いなとは思いましたが、それよりも家の中の暖かさに感動しました。はっきり言って、関西の家の方が寒いです。底冷えするというか。また、この夏の過ごしやすさを知ってしまえば、もう二度と関西のあの過酷な夏に戻る気にはなれません。また、特に私は仕事柄、有事の際にも歩いて勤務地に行けることをポイントに居住地を決めましたので、今住んでいる環境は何の不便もありません。関西にいる妹も何度も遊びに来ていますが、もう札幌が大好きになり、「将来は私もこっちに来ようかな」なんて言い始めています。
都会と田舎がちょうど良く楽しめる。
———退職されてからも札幌にお住まいですね。その理由は?
柴田 仕事は催事担当でしたので、いろいろなことをやるということで気分転換にもなり、やりがいもありました。人間関係も良く、何の不満もありませんでしたが、定年制度が延びてこのまま65歳まで働けるだろうかと自問自答したときに、このまま頑張り続けるのはちょっとしんどいなと思うようになりました。今のうちに、元気なうちに、好きなことをしたい。大好きなゴルフを思う存分楽しみたい、と思い早期退職を決め、気候的にも過ごしやすい札幌にこのままとどまることにしました。のんびりするにいちばんの条件は「気候」でした。気候的に優しい札幌は、都会でありながら、ちょっと足を伸ばせばすぐに田園光景が広がり、マイナスイオンを胸いっぱいに吸い込むことができます。都会と田舎がちょうど良く楽しめる
札幌の環境は、ゴルフの大好きな私にとって最適なマチでした。
人気のマチに住んでいる優越感。
———これから札幌でどのような生活をしていきたいですか?
柴田 2020年の退職年度は趣味のゴルフ三昧に興じ、ほとんどが食事・風呂なしのプレイのみのお気軽コースではありましたが、人生初100回超えを達成しました!今は以前通っていたインドアゴルフ練習場の受付のアルバイトをしながら、時々ラウンドという趣味と実益を兼ねた生活を楽しんでいます。今後も特に何をしたいというものはありませんが、元気な間は趣味のゴルフを楽しみ、ゴルフ仲間の人脈を広げて有意義に過ごしたいです。人間性を見ても、こちらの人は穏やかで優しいと思います。東京や関西はどうしてもみんなセカセカしている印象があります。
昔、関西にいた頃、スーパーで買ったアスパラを食べた時、「スジがあって竹みたい」と思ったのが、北海道に住み始めてアスパラを食べた時、そのおいしさにビックリしたことがありました。しばらくは夢中になってアスパラを食べ続けてしまいました。アンケートを取れば、札幌は旅行に行ってみたいマチの常連さん。みんなが行きたいと思う人気のマチに自分は住んでいるんだという優越感はちょっといい気分ですね。