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たくさんの人たちと心を一つに、 石狩の魅力を発信していきたい。

アミーケ・インターナショナル株式会社/伊藤朱美さん
●石狩市花川北6条1丁目57番地1
●TEL:0133-74-3823
※令和3年7月取材

たくさんの人たちと心を一つに、
石狩の魅力を発信していきたい。

石狩市に住んで15年。通訳案内士として仕事で道内外を回っていたある時、自分が住むマチ、この美しい石狩市を多くの人に知ってもらいたいと、自ら観光業を始めた伊藤朱美さん(以下、敬称略)。社名のアミーケ・インターナショナルは、伊藤さんのお名前を遊び心でもじって付けたものだそうで、そしてもう一つ、アミーケという言葉はイタリア語で「女友達(複数形)」という意味だといいます。「地域の方や仲間たちとの連携がなければできないことです。みんなと一緒に石狩市を盛り上げていきたいと思っています」と語る伊藤さん。その事業の内容と思いを伺いました。

石狩に来てもらえないことが残念でたまらなかった。

———会社設立の経緯と事業内容についてお聞かせください。

伊藤 通訳案内士として、北海道内外で海外の方のツアーガイドをする機会が多かったのですが、自分が住む石狩市にもたくさんの魅力があるのに、訪日外国人にまったく来ていただけないことが残念でたまりませんでした。そこで、自分が地元の魅力を活かす体験プログラムを提供し、もっと外国人の方に来ていただきたいと考えました。
現在は社長である夫が建設業、私が旅行業、通訳案内業など観光に関する事業を展開しています。観光事業としては、募集型企画旅行(地元をめぐるユニークなバスツアーなど)、受注型企画旅行(依頼を受けて企業様や個人のご希望に応じた行程を作成、手配)、手配旅行、着地型観光(アウトドアやクラフト、日本文化など体験プログラム)、通訳案内士としての海外顧客アテンド、石狩の風景のポストカードや石狩の画像を使用したお土産品の企画と販売を行っています。

自然も食文化も歴史も魅力がいっぱい!

———石狩市の魅力は、どんなところでしょう。

伊藤 たとえば、風景は決して一つではなく多様性があります。海、川、山、林など、たくさんの魅力ある風景があり、それにまた四季それぞれに映し出す表情も違います。また、海浜植物や野鳥など、貴重な生態系にも非常に興味がそそられます。農業、漁業が盛んですので、畑のもの、海のものすべてがおいしく、食文化の豊かさも感じることができます。そして石狩はサケやにしんの漁港が古くから開け、神社・仏閣などにも由緒あるものが多いことも誇るべき点です。たとえば石狩弁天社は300年以上の歴史を持つ道央最古の神社のひとつで、市指定の文化財にもなっています。ぶらり文化探索をすると、このような歴史と出会うことができます。まだ認知度が高くないので、私としてはこれからどんどん知られていくことが楽しみです。石狩市にはまだ伸びしろがあると思っています。

古いものと新しいものが共存している。

———このように魅力があふれる石狩市に、たくさんの人に来ていただきたいですね。

伊藤 当社が展開しているアウトドアメニューの中に「石狩浜スノーシュー体験」というものがあり、これは夏場にはハマナスが咲き乱れる「ハマナスの丘公園」の周辺を冬場、積雪の上を3時間、5km程度をスノーシューで歩くというものなのですが、海岸や河岸も歩けるスノーシューのプログラムはなかなかないと思います。河岸沿いに見られるガラス片のような氷や、海岸の流木につららが垂れ下がった、モンスターさながらの姿など、訪れるたびに異なるユニークな光景が見どころです。各種ツアーの他に、このようなアウトドアをはじめ、日本文化、ハンドクラフトなどの体験プログラムもご用意しています。
石狩市には古くから変わりない豊かな自然や文化があり、そして一方ではファームカフェなど、おしゃれなスポットもあります。古いものと新しいものが、ちゃんと自然の中で豊かに共存しているのは石狩ならではの魅力ではないかと思っています。たくさんの人にこの石狩市の素晴らしさを知っていただきたい気持ちでいっぱいです。

「石狩浜スノーシュー体験」のお申込み、お問合せ先
Webサイト:https://amiche-inc.com/
TEL:0133-74-3823

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