北海学園大学の学生が、石狩市を対象エリアとして、現地調査などを実施しながら「公共交通(バス)の需要喚起」の企画・提案に取り組みました。
事前調査
「まずは、いしかり地域のことを知ろう」というテーマの下、学生が複数のグループに分かれて石狩管内の市町村ごとの人口推移や交通事情、観光スポットなどの様々な地域情報を事前調査しました。事前調査の結果、石狩市を対象エリアとした「路線バスを活用したバス旅ツアーの企画」をテーマとして旅行プランの作成を進めることになりました。(令和5年4月~5月)
旅行プランの作成
それぞれのグループで日帰りツアーや1泊2日ツアーのプランを完成させ、その行程等に関する発表を行いました。発表時は、石狩市役所の担当者にも参加していただき、行程等に対するアドバイスをいただきました。また石狩振興局担当者からは、石狩管内の地域公共交通に関する情報提供を行い、地域公共交通を維持するためには、利用者を増やす取組のほか、バスの運転手の確保が重要な課題であることの説明が行われました。(令和5年5月~8月)
フィールドワーク
これまでのミーティングで話し合い作成したツアー案をもとに。石狩市内の観光スポットを訪問しました。実際に路線バスを利用してフィールドワークでは、雨に打たれる時間もありましたが、学生からは「日本海を眺めるロケーションの良さに魅力を感じた」など、石狩市ならではの魅力に関する意見が多く出ていました。また、フィールドワークで気付いた魅力や課題を踏まえて、報告会に向けた準備を進めました。(令和5年9月)
上:石狩市厚田区 下:はまなすの丘公園
報告会
これまでの調査やフィールドワークを踏まえて、石狩市役所や関係官公庁担当者を対象として、石狩市の公共交通の需要喚起に向けた効果的な課題解決策等を提案する報告会を開催しました。当日の報告会では、市内の飲食店とバス会社間での割引クーポンの配布など、バスの利用促進に向けた具体的な解決策が提案されました。(令和6年2月)
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