「この商品は、2018(平成30)年の北海道命名150年に際して、『何か特別な缶詰を創りたい』と企画されたものです」と話すのは、国分北海道(株)地域共創部商品共創課グループ長の田口静恵さん。「日本屈指の漁場、オホーツクの雄武漁協さんにご協力いただき、雄武近海で獲れた脂ののった秋鮭だけを原材料としています。私共の知る限りでは水揚げ港を限定した鮭缶詰はどこにもなく、史上初と言っていいと思います」。日本初の缶詰工場が北海道石狩に作られてから140年余り。日本における缶詰の歴史はまさに北海道と共に歩んできたといえるでしょう。
鮭の胴回りが丸ごと入った鮭缶は、缶を開けたときの感動も特別。「2.6kg以下の缶詰最適規格の魚体を厳選し、缶を開けたときの美しさを保つため、協力企業の工場で熟練した職人さんがひと缶ひと缶手詰めにしました。鮭本来の旨味を味わっていただけるよう、味付けは塩のみです」と田口さん。今回の製造では、新たにEPAやDHAといった栄養成分表示を加えました。
「そのまま素材の味を楽しんでいただくのが一番おすすめの召し上がり方です。その他にも様々な料理に活用できます」
2021年度認定