積丹半島の付け根にある仁木町は、肥沃な大地が広がり果物の栽培が盛んな町。「サンユー農産」は、この地で、農業生産法人として15年以上有機栽培を行ってきました。「豊かな圃場で育った完熟野菜の美味しさをそのまま伝えたい」との思いから、生産者だからこそできる野菜スイーツを目指して製品開発すすめてきました。このミニトマトゼリーは、畑で完熟した生で食べてもフルーツのように甘いミニトマト「キャロルセブン」を使用し、余計な味付けは一切していません。「キャロルセブン」を選んだ理由は非常に高い糖度と酸味のバランスが絶妙だから。大玉トマトに比べ水分が少なく濃厚なので、ゼリーにしたときに、ミニトマトならではのコクと味わいを活かすことができました。
「加工法はもちろんですが、原料となるミニトマトをいかに美味しく栽培するかが大切ですね。原料の栽培から加工・販売まで一貫して私達生産者自身が行っているからこそ、全てに自信を持って食べていただくことができるんです」と担当の金子矩子さん。一瓶に完熟トマトのコンポートが丸ごと1個入っているものも魅力です。
原料の美味しさをできるだけ活かすために、余計な味付けは一切せず、ミニトマトの旨みを凝縮。国産の寒天でやわらかく仕上げる際、酸度によってかたまり具合が異なったりするので、技術を確立するまで大変だったそう。
畑の美味しさを詰め込んだゼリーは、そのまま朝食に、ドレッシングに加えたり、クラッシュさせてビールに入れレッドアイのように。また離乳食にもおすすめです。「お子様にこそ食べていただき、野菜の美味しさを感じる繊細な味覚を育てていただきたいですね。将来は”仁木町は果物とミニトマトのまち”というイメージが定着するようにがんばっていきます」。
2013年度認定