感性と職人の技で造り上げた生ハム。長期熟成により脂身にはチーズのような味わいが生まれ、ほんのり白カビの風味が鼻の中を通りぬけます。
赤身が多い肩肉は肉の旨味が凝縮した部位。それを引き出すため熟成庫は使わず、ドイツの伝統的な製法に則って低温で湿度の安定した冬季に仕込み、室内に干して1年かけて熟成させます。ヨーロッパと似た気候条件にある北海道だからこそできる一品。また、肩肉を使った生ハムはドイツではポピュラーですが、日本では大変珍しく、まさに貴重にして希少。
「肉の熟成がほどよく進んだら白カビを表面に吹きつけ、さらに熟成させますが、その頃合いは服部にしかわかりません。白カビを均等に付ける技術にも研鑽が必要でした」とマネージャーの水戸リサコさん。
「腿肉の生ハムや、白カビサラミなど、これまでの製品づくりの経験が、今回の選定商品につながりました。これからも高いクォリティを追求した他にない製品を造り続けます」
2021年度認定